はじめてのSQL【初心者編: DDLについて】
こんにちは。
スタッフブログ担当の岩でございます。
前回はSQLの超初心者編の記事を公開いたしました。
https://www.vift.co.jp/blog/はじめてのsql【初心者編:DMLについて】
今回は実際のSQL文の書き方を初心者向けに紹介いたします。
SQL文の種類
SQL文には3つの種類があります。
この3つはSQLに関する試験では必ず出題されるので覚えていただきたいです。
・DDL(Data Definition Language):データ定義言語
データを格納するデータベースやテーブルなどを作成、削除、変更します。
DDLに分類される命令は次の通りです。
【CREATE、DROP、ALTER】
DDL君
・DML(Data Manipulation Language):データ操作言語
テーブルの行を検索、変更、挿入、削除します。
DMLに分類される命令は次の通りです。
【SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE】
DML君
・DCL(Data Control Language):データ制御言語
データベースに対して行った変更を確定、取り消しします。
また、RDBMSのユーザがデータベースにあるテーブルなどを操作する権限の設定を行います。
DCLに分類される命令は次の通りです。
【COMMIT、ROLLBACK、GRANT、REVOKE】
DCL君
DDL(データ定義言語)
DDLに分類される命令は次の通りです。
・CREATE:データベースやテーブルを作成する。
・DROP:データベースやテーブルを削除する。
・ALTER:データベースやテーブルの構成を変更する。
それぞれの書き方を説明いたします。
CREATE
・データベースの作成
CREATE DATABASE <テーブル名>;
もし、shopというデータベースを作成する場合はこのようになります。
CREATE DATABASE shop;
DDL君がデータベースを作成したよ
・テーブルの作成
CREATE TABLE <テーブル名>
(
<列名1> <データ型> <この列の制約>,
<列名2> <データ型> <この列の制約>,
...
<このテーブルの制約1>, <このテーブルの制約2>, ...
);
もし、userというテーブルを作成する場合はこのようになります。
CREATE TABLE user
(
user_id CHAR(4) NOT NULL,
user_name VARCHAR(25) NOT NULL,
age INT ,
address VARCHAR(100),
create_date DATE ,
PRIMARY KEY (user_id)
);
DROP
・テーブルの削除
DROP TABLE <テーブル名>;
もし、userテーブルを削除する場合はこのようになります。
DROP TABLE user;
テーブルを削除した場合は、テーブルの中のデータも一緒に削除されてしまい元には戻せません。
DDL君がテーブルを削除したよ
ALTER
・テーブルの列の追加
ALTER TABLE <テーブル名> ADD COLUMN <列の定義>;
もし、userテーブルにtel列を追加する場合はこのようになります。
ALTER TABLE user ADD COLUMN tel VARCHAR(15);
DDL君がテーブルに列の追加をしたよ
・テーブルの列の削除
ALTER TABLE <テーブル名> DROP COLUMN <列名>;
もし、userテーブルからage列を削除したい場合はこのようになります。
ALTER TABLE user DROP COLUMN age;
まとめ
今回はSQL文のDDL(データ定義言語)について説明いたしました。
データを管理するためにはデータを格納するデータベースやテーブルの定義が必須となります。
まずは簡単なデータベースやテーブル定義の方法を学びましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回はSQLのDML(データ操作言語)について説明いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。