B L O G

  1. TOP
  2. BLOG
  3. はじめてのSQL【初心者編: DDLについて】
プログラミング
2021.12.21

はじめてのSQL【初心者編: DDLについて】

こんにちは。
スタッフブログ担当の岩でございます。

前回はSQLの超初心者編の記事を公開いたしました。

https://www.vift.co.jp/blog/はじめてのsql【初心者編:DMLについて】

今回は実際のSQL文の書き方を初心者向けに紹介いたします。

SQL文の種類

SQL文には3つの種類があります。
この3つはSQLに関する試験では必ず出題されるので覚えていただきたいです。

・DDL(Data Definition Language):データ定義言語
データを格納するデータベースやテーブルなどを作成、削除、変更します。
DDLに分類される命令は次の通りです。
【CREATE、DROP、ALTER】

DDL君

・DML(Data Manipulation Language):データ操作言語
テーブルの行を検索、変更、挿入、削除します。
DMLに分類される命令は次の通りです。
【SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE】

DML君

・DCL(Data Control Language):データ制御言語
データベースに対して行った変更を確定、取り消しします。
また、RDBMSのユーザがデータベースにあるテーブルなどを操作する権限の設定を行います。
DCLに分類される命令は次の通りです。
【COMMIT、ROLLBACK、GRANT、REVOKE】

DCL君

DDL(データ定義言語)

DDLに分類される命令は次の通りです。
・CREATE:データベースやテーブルを作成する。
・DROP:データベースやテーブルを削除する。
・ALTER:データベースやテーブルの構成を変更する。

それぞれの書き方を説明いたします。

CREATE
・データベースの作成

CREATE DATABASE <テーブル名>;

もし、shopというデータベースを作成する場合はこのようになります。

CREATE DATABASE shop;

DDL君がデータベースを作成したよ

・テーブルの作成

CREATE TABLE <テーブル名>
(
    <列名1> <データ型> <この列の制約>,
    <列名2> <データ型> <この列の制約>,
    ...
    <このテーブルの制約1>, <このテーブルの制約2>, ...
);

もし、userというテーブルを作成する場合はこのようになります。

CREATE TABLE user
(
    user_id CHAR(4) NOT NULL,
    user_name VARCHAR(25) NOT NULL,
    age INT ,
    address VARCHAR(100),
    create_date DATE ,
    PRIMARY KEY (user_id)
);

DROP
・テーブルの削除

DROP TABLE <テーブル名>;

もし、userテーブルを削除する場合はこのようになります。

DROP TABLE user;

テーブルを削除した場合は、テーブルの中のデータも一緒に削除されてしまい元には戻せません。

DDL君がテーブルを削除したよ

ALTER
・テーブルの列の追加

ALTER TABLE <テーブル名> ADD COLUMN <列の定義>;

もし、userテーブルにtel列を追加する場合はこのようになります。

ALTER TABLE user ADD COLUMN tel VARCHAR(15);

DDL君がテーブルに列の追加をしたよ

・テーブルの列の削除

ALTER TABLE <テーブル名> DROP COLUMN <列名>;

もし、userテーブルからage列を削除したい場合はこのようになります。

ALTER TABLE user DROP COLUMN age;

まとめ

今回はSQL文のDDL(データ定義言語)について説明いたしました。
データを管理するためにはデータを格納するデータベースやテーブルの定義が必須となります。
まずは簡単なデータベースやテーブル定義の方法を学びましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回はSQLのDML(データ操作言語)について説明いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。